第34章 <答え>と<結果>は全て明日に出る。
「……明日、全てに<答え>を出す……」
華菜から切られてしまった電話からはプゥープゥーという虚しい音が聞こえていた。
「俺は明日、きっとどちらかを……」
俺はそこまで言って、続く言葉を飲み込んだ。
…… 俺の<答え>は既に出ているんだ。
だから、どっちが傷つくことになのか、なんてわかっているんだ。
俺の<答え>は決まっているんだからーー……
その<答え>を聞いたアイツが……
どんな返事を返してくるのか……
そして
その<答えの先>にどんな<結果>が待っているのか……
それは俺にも明日にならなければわからないこと、だが。
全ては明日ーー……
俺の<答え>にも <結果>が出るだろう……