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私は変態な貴方に愛されたくはないっ‼︎(完)

第23章 私の兄は極度のシスコン変態兄貴です。


「おぉっ……我が妹よ、その感じの睨み方は最高にイイっ‼︎」
「……っ! 変態兄貴っ! キモいっ‼︎」

妹は身震いをした後そう叫んだ。

「むむむ。 そうやって嫌がる感じも……」
「うっさい‼︎ 出て行きなさいよっ‼︎」
「おいおい、背中を押すなよ、華菜⁉︎ もっと、俺と喋ろうじゃないか?」
「うっさい! いいから、出て行きなさいっ‼︎ 今、博臣先輩と大事な話をしてるんだからっ‼︎」

そう言って妹は俺を部屋から追い出そうとする。

「……その男と大事な話……? 一体何の話だ⁉︎」

そう尋ねながら俺は少し妹のほうへ顔を向けた……


(んっ⁉︎ よく見たらコイツ、頬に怪我を⁉︎)

「お、おい、お前……その頬の怪我はどうしたんだっ⁉︎ 一体何があったんだっ⁉︎」
「あー、もうっ! うっさい‼︎ 大した怪我じゃないから気にしないでいいから! 早く出て行けっ‼︎」




ドン

ガチャ




俺は部屋から完全に追い出されてしまったのだった……。


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