第4章 博臣先輩は変態さんでした。
「何で私を文芸部の部員にしたんですかっ⁉︎」
私は放課後の文芸部の部室で博臣にそう叫んでいた。
「何故って、君が妹だからかな?」
「確かに私は妹ですけど、貴方の妹になった覚えはありませんよっ‼︎」
私はそう叫びながら博臣を一睨み。
私が文芸部の部員になって……いや、させられてから数日後、部室にいた博臣にそう抗議した。
博臣に会うのは転校初日の放課後の部室で会って以来だった。
理由は私を文芸部の部員にした張本人の博臣が幽霊部員で、今日まで捕まらなかったのだ。
しかも、神原秋人から『博臣は一応先輩だから』と言われた。
その言葉に私は驚いた。
この人が私達の先輩……?
いやいや、こんな人が私の先輩とか冗談はやめて下さい。
そう思っていたのだけど……