SUNNY DAYs(進撃の巨人 高校生パロディ)
第2章 『マイヒーロー』(ユミル)(うっすら百合要素あり)
「校内不純交遊現場☆はっけ~~ん☆☆」
「「うわぁ!!!」」
そんなやりとりの間に入ったのは、保険医のハンジ先生だった。
近づく気配なし。神出鬼没とは聞いていたが、これほどとは。
「いいよ、いいよぉはあはあはあ…でも校舎はまずいよぉそんなの…興奮するじゃないかぁぁぁ!!」
「ちがちがちが…!」
「せんせーい!どこだったらいいんスか?便所ですか?校庭ですか?急ぎなんスけど~」
とユミルが私の肩を抱いて言う。
これはヤられる!やばいぞ!!
「それはね…私の棲家☆保健室さ!!!」
「OK~☆」
お互いに親指を突き出しあって、意気☆投合☆
「ヘルプミー!!ミカサ、ヘルプミー!!!」
思わずミカサの名前を呼ぶと、
「ユミル。悪いけど、それは私の獲物だから」
赤いマフラーが風にはためく。
担がれて廊下まで運ばれたところで、銃を片手にミカサが立っていた。
本当に来てくれるなんて…マイ、ヒーロー!
「ふーん。あんたが相手じゃ分が悪いね。いいよ、今回は引くよ。でも、なかなかいいね、あんたの獲物」
そう言ってミカサに向かって私の体を突き飛ばした。
そしてユミルは再び、教室へと戻った。
「那美、大丈夫?」
「うん…ありがとう」
助け起こされて、二人で2組の教室へと歩く。
「那美、私のことは大丈夫、だから。いつも通り」
ミカサは不器用にそう言って笑った。
うん。やっぱりミカサのがかっこいいよ、マイヒーロー!
ATOGAKI
百合要素あってすみません。