第181章 〜後日談〜特別なハジメテ〜※R18
でも、すぐに動いて……
ブラウスのボタンは全て外された。
ぼっーとした頭。
でも、肌が外気に晒されたことでやっと動いて……今の状況に追いついた時……
「ま、……まっ…待って!これ以上はっ!」
ブラウスを剥ぎ取られ背中に手が回る。
ブラのフォックを外そうとする家康を、
必死に押し返す。
(今まで、何度か下着姿は見られたけど……っ///)
ここまできて、往生際が悪いかもしれない。でも、この部屋の明るさで裸を見られるのには、さすがに抵抗があった。
「これ以上って……この下が、一番見たいんだけど」
だから、無理。
クイッとピンクのブラを引っ張り、
家康はスルッと肩からストラップを外す。
「そ、んなこと言われたら…っ…余計に恥ずかしいよっ…」
期待はずれかもしれないし。
見ても何の得にもならないし。
思いつく限り言い訳を並べながら……私は必死に下に敷いてある掛け布団を引っ張り、身体を隠そうとすれば……
バッ!!
グイッ!!
「きゃっ!!」
家康は布団を剥いで、私の身体を起こす。そして自分の膝の上に、乗せた。
「……見たい」
正面から向き合う体勢になり、家康は私を見上げながら拗ねた子供みたいな声で言う。
なのに、翡翠色の瞳は熱に浮かされたように赤みを帯び、ギラついた鋭い視線。
有無は言わさない。
そう訴えられている気がして……
「俺だけに見せて」
「んんッ!……」
強引なキス。
また、熱が頭の芯と全身に回りはじめる。そんな中……辛うじて残っていた抵抗。それがブラのホックと一緒に、プッツリと切れた。
こんな間近で見られるなんて、
思ってなくて……
「やぁ…み、ちゃ……」
恥ずかしさで涙が浮かび、ぎゅっと目を閉じる。
手は後ろで一つに拘束され、見られている意識と視線だけでどうにかなりそう。
「……やばいぐらい綺麗だし。多分…俺、…」
毎晩、思い出して眠れない。