• テキストサイズ

イケメン戦国〜天邪鬼と学園生活〜

第161章 涙色の答案用紙(25)修学旅行編




『思うはあなた一人』



目に見えない秋雨……嫌な予感。


心と頭と体に染み……不安を煽る。


全てを押し流すほど降り……焦らす。




(俺の願いは……)




足の裏が擦り切れるほど走る。

月明かりのない暗闇。


ぼんやり浮かぶ、黄色の花。


遠ざかる光に……


肌に吸い付く着物の懐に、手を入れ……



履きなれない草履で足を滑らせながら。



携帯を取り出し、鳴らした。


/ 1793ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp