第125章 『oceanブルーの横顔』(大学生version)
赤く染まった海の背景。
ーー次、来る時は………。はぁ……はい。ご褒美は、こっち。
まだ、おでこにしか口づけ出来なかった。
高校二年生の俺に、教えてやりたい。
白いワンピース着たお姫様が……
「家康……」
大学生にもなって
館内放送で呼ばないと
見つけれなくて。
手が掛かって。
それが、やばいぐらい可愛いってこと。
星屑が散らばった夜景の中。
「……んっ。…だ、め…っ!///」
「お仕置きしないと、またすぐ迷子になるから」
大学生になった俺は、
シートを倒してお姫様を存分に味わう。
「イルカショーに、 殆どオスが出てない理由。知ってる?」
メスに求愛して夢中になるから。
指示出しても、集中出来ないらしい。
「今の俺も……」
潤んだ瞳で見上げるひまりを
目の前に、大人しく帰れないし。
イルカのストラップ。
それを重ねるだけで赤面してた俺も。
肌触りを確かめながら……
「ひまり……っ…」
呼吸を荒くする俺も。
ひまりに夢中なのは、
全然、変わってないけど。
oceanブルーの横顔〜完〜
(大学生version)