第89章 『妄想未来の甘い苺味』※R18
腕を絡ませ、いっぱい甘える。
「今日ね。家康がいなくてすっごい寂しかった。さっきの女の人達も、家康のことずっと話してたから……」
少し顔を離して、
翡翠色の瞳に自分の姿を写す。
私だけを見て欲しい。
「悲しくて、いっぱいヤキモチ妬いたんだからね」
頬を軽く膨らますと
家康の伏せがちだった瞼が上がり…
熱っぽい瞳に捉えられた
次の瞬間___
ギシッ!!
何の返事もないまま唇を塞がれ、
ベットに埋もれ身体が沈んでく……
貪るように啄ばまれ……
くちゅくちゅと舌を吸われて……
うっすらと瞳を開けながら、
(今日の家康は甘い方だ……)
表情一つで、
最近は見分けれるようになった。
目を閉じて、キスをするのは
甘くて優しい方の家康。
いつも私を抱くのは、
目を薄っすら開けて、キスする
意地悪でエッチな方の家康が多いけど…
口内を犯す家康を、
必死に受け止める。
もう、
それだけで疼いて……
この先を想像しただけで、
もうダメ……。
トロリとした愛液が
既にショーツを濡らし始め……
呆気なく、
弾け飛ぶブラウスのボタン。
私は気にすることなく家康に身を委ね、肌を外気に晒していく。
マシュマロみたいに抵抗感がない、
柔らかい上に沈められ……
「ひまり……っ」
「ひぁんっ……!」
家康はもう止まらない。
ブラジャーも、
ショーツも凄い速さで脱がされ……
いつもみたいに
焦らしたりせずに、
「……可愛い。ひまりのココ、ピクピクしておねだりしてる」
「あんっ……いき、なり食べちゃ…」
家康はピンと上を向く先端を一気に口に含み、ちゅぱちゅぱと音を立て弄び……そこに熱い吐息を零しながら、自分の着ているシャツを器用に脱いでいく。
細身の身体にバランス良い、
引き締まった筋肉。
何度見てもうっとりしてしまう。
この逞しい身体に抱かれる……
そう思うだけで、動機が……
触れたくて手を伸ばすのに……
今の家康はそんな暇なんて
与えてくれない。
許してくれない。