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イケメン戦国〜天邪鬼と学園生活〜
第282章 あなたに何度でも(2)
さぁっ……さぁっ……
冷たい風が頬に当たる。
「家康様ではありませんかっ!?」
「……こんな所で。風邪でも引きたいのかこの馬鹿は。……御殿に連れて行け」
「しかし……変わった身なりをなされている」
「話は目覚めてから聞く。あと半月もすれば儀式だというのに……面倒な奴だ」
浮遊感を感じた体。
この声、聞き覚えが…………。
♩♩♬…………
「何だこれは……」
「珍しい物ですね。異国の物でしょうか?」
雨音に混じって奏でられた、
オルゴールの音。
それが途切れた。
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