第273章 天邪鬼の愛〜真紅〜(15)※R18
私のお尻をグッと掴んで、舌先で弾かれる度に私の腰は浮き、ぴくんぴくんと反応。
「ンッ……気持ちいい?」
「あっ、あっ……」
舌先を伸ばして、先端をその上に乗せて、私の言葉を待つ家康はエッチで意地悪でどうしようないくらい恥ずかしい。
(意地悪っ………)
いつまでも答えないでいると、わざと先端を避けられて周りを舐め始めた家康。答えないと、刺激をくれない焦ったさに私の首はとうとう動く。
コクコクと頷けば、
「あんっ、あぁっ……」
電流が走ったみたいな刺激が流れて、家康の肩に指を食い込ませ、甲高い声を浴室に私は響かせた。
「可愛い。もっとしてあげる」
ザバッ!!
家康は私をバスタブの端に両手をつかせ、四つん這いにさせると、ちゅっちゅっと背中から腰元にかけてキスを落とす。
はぁっ、はぁっ。
呼吸を乱しながら、その様子を目で追うように顔を動かした時。
くちゅ。
「ひやぁん!」
「もうこんなに濡れてる」
私のナカに入ってきた指。一本、二本……あっという間に呑み込んで、自然と腰が動いてしまう。
「同時に攻めたら、もっと気持ち良いでしょ?……ンッ……ほら、こんなにお尻振って悦んでる」
「あっ!それっ…だめぇっ……」
くぱぁっと開かれた恥ずかしい部分。
ナカは指を抜き差しされてぐちゅぐちゅと水音を立て、隠れていた蕾を舌でれろれろされて、私は目を固く閉じて首を左右に振り、拒絶の意思を示す。
「んっぁ、だめぇ……だめぇ……」
けれど家康は無視して集中的に舌で弄び、指を中でくの字に折り曲げて、擦り付けてくる。
「はぁん!あっ!ぁあっ!」
その堪らない快感にはしたない声がどんどん漏れて、その甘い声が家康を余計に誘ってしまう。
「ハッ!……ンッ……甘っ……」
徐々に掠れた声になってゆく家康。
ピクンッと背筋が震える。
「いやっ、いやっ!……きちゃ……」
私は首を左右に振りながら、それでも身体は素直に快楽を求め、家康の舌に蕾をこすりつけてしまう。家康はそんな私に「可愛い」と何度も言うと、追い討ちをかけるように指をもう一本沈み込ませた。