第9章 12月
「ジングルベール♪ジングルベール♪鈴が~鳴る~」
「ノリノリですね」
「聞こえるよサンタの声ホホホッ~!♪」
「子供ですか」
和也君と、偶然一緒に居たので、居間にクリスマスツリーを飾ってます。
「料理は何がいいかな?ケンタッキー?それともお寿司ですかね?あ!ケーキはやっぱりブッシュですよね~」
想像しだすと止まらない!
クリスマスってロマンが詰まってて素敵。
サンタクロース大好きです!
歌いながら飾り付けをしていると、和也君に呆れられました。
「なんでもいいから」
「そんな~。せっかくのクリスマスなんですしね?」
「料理よりもプレゼントが大事!」
頬っぺたを摘ままれた。
最近和也君は私の顔で遊びます。
和也君の顔の方が、綺麗なのに。
キュートな唇、
くりっとした目、
女の私が羨ましくなるほどの御方です。
「なによ」
「なんでもないです」
「ふふっ」
和也君へのクリスマスプレゼント・・・
前の誕生日みたいな失敗をしないようにしなくては!