第3章 6月
「おっはよー」
「相葉くん、今何時かな?」
「フフフ、十時~」
わいわいしながら、和也君の帰りを待ってます。
なにせ、今日は和也君の誕生日!
手作りマフラーという至ってありがちなプレゼントも完成しましたよ!
舞さんに教えてもらったんですからね。
「皆さんは何をプレゼントするんです?」
って聞こうとしたら
机に並ぶ料理に手をつけようとした相葉さんの手を
櫻井君がペチッと叩いた。
「え、なんか言った?」
「あ、はい。プレゼント・・・」
そう言うと皆さん、鞄からごそごそ出して
なぜか自慢気に見せてくれた。
「俺はゲーム~」
相葉さんが言った言葉に櫻井君と松本さんが反応する。
「俺も」
「え!俺も」
まさかの三人ともゲーム。
でも私
和也君の大好きなゲームを
思いつかなかった・・・。