第12章 3月
「ちなみに皆はいくつもらったの?バレンタインデーのチョコレート」
聞いたとたんに考え出す四人。
やっぱり沢山貰いますよね。
「おれはー」
と指を折りながら話し出したのは翔さん。
「今映画撮影してるからその人達とか、あとはZEROとかで~・・・ニ三十個かな。親込みで」
なるほどね、親込みで。
「俺は志村動物園で沢山貰ったよ。二十個ぐらい」
とあいばか。私より沢山貰ってますね。
「松潤は?」
「俺は、親込みで二十個かな?今年は結構豪華だった」
「あ、それわかる!」
なるほど?
チラッと大野さんを見ると、俺はーと指折り。
「親込みで、十個くらい?」
「少なくない!?」
ほのぼのと笑う大野さん。
「あんまり貰わないよ。なんか申し訳なくてさ」
「それ優しいの?」
「んー、スタッフさんとかとは、まとめてご飯行くよ」
「もはやバレンタイン関係ないじゃん!」
それから、ニノは?と聞かれました。
ニノミさんね、少ないですよ?(笑)
「二十個弱ですかね。親と・・・奥さん込みで」
ちょっとどや顔で返すと、いいな~と返ってきた。
「お返しするの?」
「あおさんには・・・しますよ?」
「他の人は?」
「誰から貰ったか忘れた」
「ニノらしいね」
でしょ?って感じです。
「到着でーす」
さて、お仕事ですよ。