第2章 5月
お仕事に明け暮れる毎日。
というのは、先日四件の事故があったせいです。
そのせいで、和也君に会えてません。
かれこれ一ヶ月・・・。
「日向、そろそろ休んでいいぞ」
「え、でもまだ仕事が」
山積みのカルテを見ながら言うと、
同期がニヤニヤしながら
「絶賛ラブラブ中なんでしょ?甘えておけば?」
「そ、そうだね」
ということで、甘えた結果
二日間のお休みを貰えた・・・
のはよかったんですけど
相手がお仕事では意味がないこと、忘れてました。
「ラブラブどころではないな~」
ため息と同時に頭の中の和也君が消えちゃった。