第12章 告白12 反動のしわ寄せ
大野さんと翔くんが付き合い始めた
5年越しの想いを紡いで
いや もしかしたらもっとかもしれない
俺たちのために 我慢して
俺たちと一緒に歩いていくために 決心してくれた
嬉しかった
心の底から 嬉しかった
でも 暫くして 違和感を感じたんだ
ニ「おじさん 怠そうですね」
相「そうだね 昨日翔ちゃんと会ってたって言ってたから今日は元気いっぱいだと思ってたんだけど」
潤「翔くんと?」
相「うん 昨日ご飯行こうって誘ったら翔ちゃんと約束してるって」
ニ「そういうことですか」
相「え 何? わかんない」
少し呆れたようなニノが バックをガサガサし出して
ソファに寝転がってる大野さんに
薬らしきものとミネラルウォーターを差し出す
ニ「起き上がれますか? 鎮痛剤です 私の腰痛のなので効きますよ」
智「なんで…」
ニ「腰が痛いんでしょう? 昨日の翔さん激しかったんですね」
智「ばっ…!!」
急に起き上がろうとして 腰を押さえる
そういうことか
流石ニノ 勘がするどいな
ニ「愛し合うのは大いに結構ですけど身体は大事にして下さいね おじさんの踊りは誰も真似出来ないんですから」
智「悪ぃ…」