第11章 告白11 初夜
智「くっ…!うぁっ…!」
めりめりとアソコが開かれて
少しずつ 翔くん自身がおいらに挿入ってくる
痛くないって言ったけど 嘘
指とは比べ物にならないくらいめちゃくちゃ痛い
翔くんが押し進んでくる度に
引き裂かれるような痛みと 吐くような圧迫感
それでも 耐えていられるのは
翔くんと全部繋がりたい って想いと
翔くんが 優しくしてくれてるから
一気に挿れてしまうことをしないで
キスをしてくれたり 髪を撫でたりしてくれながら
ゆっくり 少しずつおいらに挿入ってきてくれる
痛いよね?ごめんね?って瞳で言いながら
いいんだよ ばかだな 翔くん
おいら壊れてもいいって言ったろ?
大体 世界で前例が無い訳じゃない
アソコに挿れられて壊れたヤツいねーよな?
だってその証拠に さっきから
痛みの中にむず痒さが混じってきてる
性的快感の前兆のむず痒さだ
翔「…挿入ったよ…智くん…」
智「ん…全部…?」
翔「うん… 全部…」
翔くんの掠れた優しい声に 目を開ければ
でこっぱちの額に幾つもの汗をかいて
いつもシュッとしてる眉毛は八の字に下がって
今にも泣き出しそうな っていうか
目尻に涙を溜めてる
情けないくらいにカッコいい おいらの翔くん
翔くんの目尻から 涙が零れる
多分 おいらの瞳からも溢れてる
お互いの涙を拭いながら
口から出た言葉は 一緒だった
「ありがとう…」