第6章 告白6 理性の箍
翔「ん…」
智「気が付いたか?翔くん」
うっすらと 目を開ける翔くん
訝しげに おいらを見る
翔「智…くん…?」
智「倒れたんだよ 翔くんちに運んでもらった」
翔「倒れた…?」
智「寝不足だって」
まだ寝惚けてる感じ
一生懸命事態を把握しようとしてる
智「水飲むだろ? 今持ってくるから」
寝室を出て
キッチンの冷蔵庫からペットボトルを取り
念のため睡眠導入薬も手に取る
戻ろうとすると
ポケットのケータイがなる
ニノからのメール
『翔さんの様子はとうですか?
相葉さんも落ち着きました。潤くんにも連絡しましたから。
今回潤くんと相葉さんに手伝ってもらって私が策を練らせてもらいました。翔さんが倒れればいいと』
松潤があれだけ翔くんを誘ったのも
相葉ちゃんが疲れてる翔くんをレッスンに誘ったのも
翔くんを倒れさすため?
なに考えてんだ ニノ
『倒れたのは私達が無理をさせたせいもありますが、大元の原因は 大野さん あなたですよ』