第5章 告白5 策士と天の邪鬼
翔「わかった」
大野さんにあんな声で言われたら
翔さんじゃなくたって 従うしかない
何だかんだ言ったって
ウチのリーダーの迫力は半端ないんてすから
息を整えながら 床に座り込む翔さん
それを見た大野さんが
カバンから財布を取り出して ドアに向かう
相「どこ行くの?おーちゃん」
智「飲みもん買ってくる」
翔「待って智くん 俺が…」
咄嗟に立ち上がった翔さんの身体が
ぐらりと 大きく揺れる
あっ と思った瞬間に
崩れる様に 倒れてていく翔さん
そのままの体勢では
ニ「翔さん!」
全身を床に打ち付けてしまう
そう思った時
大野さんが 踵を翻して
翔さんに駆け寄り 抱き止める
相「翔ちゃん!?」
智「翔くん? しっかりしろ 翔くん!」
さあ どうします?大野さん
ここからは
私の策の及ばない領域ですよ
あなたと翔さん次第です