第3章 告白3 夢か 現実か
ふと 目を覚ます
パソコンを叩く音が聞こえてる
翔くん 戻ってきてたんだ
おいらはブランケットをかけられてて
そのブランケットからも 翔くんの匂い
匂いが強くなったから
あんな夢 見たんかなぁ
翔「あ 起きた?智くん」
智「ん おはよー」
翔「良かった そろそろ起こそうと思ってたんだ」
おいらを見て パソコンをやめて
備え付けの冷蔵庫からミネラルウォーターを出して
おいらに差し出す
翔「どうぞ?」
智「あんがと」
智「翔くん いつ戻ってきてた?」
翔「15分くらい前かな 撮影押しちゃってさ」
智「そおなんだ ご苦労さま」
そうだよな
夢だから あんななんだ
現実じゃ有り得ねぇ
現実の翔くんは
おいらを欲しがらないから
愛してるよ なんて言ってくれないから