第18章 告白18 5色の虹
ニ「…駄目です 素人では判断がつけられない」
潤「内密に出来る医者とかいれば」
相「事務所にも内緒の2人の関係なのに 無理だよ」
このまま 目が覚めるのを待つしかないの?
潤「やれるだけの事はやろう 俺 マネに連絡して2人のスケジュール確認する ずらせるものや代われるものがあるなら手分けして代わろう」
ニ「そうですね ここも交代でいるようにしましょう」
相「俺 買い出し行ってくる とりあえず湿布だね …首のアザ酷くならないように」
それぞれが ただ待つのは嫌だ
やれる事はやりたい
この2人のために
でも 実際
この2人のためなのか 俺達のためなのか
今の世の中と俺達の職業じゃ
穏やかに ひっそりとなんて暮らせない
例え引退したとしても
メディアは面白おかしく取り上げるだろう
だだ 愛し合ってるだけなのに
ただ お互いが同性だった ってだけなのに
ねぇ 2人とも
今回の事で 心が疲れちゃったの?
まだまだ先は長いよ
一緒歩いていこう って
俺達の事も頼ってくれるって 言ってくれたじゃない
2人だけで 遠くにいかないでよ
ただ ひたすらに
そう願うしかなかった