第17章 告白17 告白
2人で シ終った後 風呂に入って
小綺麗になって
取り替えた 綺麗なシーツで
ベッドに横になる
おいらを腕に抱いて 眠る
愛しい人
そっと手を伸ばして 頬を撫でる
翔くんがいないと 不安で
この先
また 同じような事があるかもしれない
その度に おいら達は
こんな不安を抱えていくんだ
ただ 愛し合っている者同士
どうしてそっとしておいてくんねぇんだろう
この先も その不安を抱えていくなら
いっそ このまま
翔「…智くん…?」
気がついたら
翔くんの首に 両手をかけてた
翔「…いいよ… あなたに殺されるなら本望だ…」
こんなに優しく微笑む翔くん 見た事が無い
おいらになら
何をされたっていいのかよ?
お前 殺されそうになってんだぞ?
翔「死んであなたの心に俺を残せるならそれでいい…
あなたに血をもらったからこの身体はあなたの一部 あなたの好きにしていいんだよ…」
ああ そうか
おいらの血が 翔くんの中で流れてる
血を分けてまで 助けたかった愛しい人を
おいらは 今殺そうとしてんだ
勝手だよな おいら
智「一緒に…死のう か…」
おいらの言葉に
また 柔らかい笑顔で
翔くんの両手が おいらの首を掴んだ