第2章 告白2 観察と理解
Jrに入った時から 憧れてた
当時は米だの豆だの言われてたけど
俺よりは 全然大きくて
毒舌吐くかと思えば
頭はよくて
頼れる兄貴分で
その人と
その人が尊敬する先輩と一緒に
デビュー出来る
他の2人も 仲のいい奴等で
ものすごく 嬉しかった
船に乗せられた時は 不安だったけど
この人たちがいれば大丈夫 と
不思議と落ち着いていられた
この 青い空の海みたいに
俺たちは どこまでも続いていくんだと
信じて 疑わなかった
それは 今も変わらない
いや
今はそれが 確信に変わってはいるけど
幼くて 深夜の枠に出れなかった時代は
2人が 嵐を背負って出てくれてた
売れなくて 悩んでた頃も
大丈夫 みんなで頑張ろうと
出来ることをやろう と
辞めたかった っていう気持ちを押さえて
いつも2人で 俺たちを励ましてくれた
その2人の雰囲気が変わったのは 数年前
変わった というよりは
お互いを想う気持ちが 増した?
あぁ
お互い 好きあってるんだ と
自然にわかった
そうなんでしょう? リーダー 翔くん