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ミニミニ彼氏と暮らす1ヶ月

第1章 ミニミニ彼氏と暮らす1ヶ月〜プロローグ〜


「ハアアア…」
今日も疲れたーなんて、ため息をつきながら、ベットにダイブする。
ふとスマホに目をやると既に時間は午前0を少し過ぎている。
毎日、毎日学校が終わるとバイト、バイト。
夜中までずっーとだ。あまり裕福ではない家庭に生まれたため、親を困らせていた。少しでも、楽にしたいと中学卒業と同時に家を出たのはいいものをそれからバイト続きで私は疲れ果てていた。

「お嬢ー大丈夫ー?」
「幼い男の子の声が聞こえる…そんなに私は疲れていたのか…」
頭をわさわさわさと乱暴にかきむしると、早く寝ようと呟き、ベットに潜る
「ちょっとちょっとー!!!きーてるのー?!」
バサッと布団をかぶり、耳を塞ぐ
「ねーぇっその反応!絶対聞こえてるよね?!」
すると、ボスっという音と一緒に体の上に少しの重さを感じる。
誰かがのったってほど重くはないが、たしかになにかが乗っている。そんな重さだ。
私はゆっくり起き上がると
「うるさいなー!もう寝るんだよー!話しかけないでよ!」
と怒鳴り気味で小さな男の子をベットから、放り投げた。



ん?
「男の子オオオオオオオオオオオ?!」
小さな男の子はビクリと肩を少し上げると、
「やっとかー!」と少し嬉しそうににししと笑う。
「アアアアアアアアアア!!!なんかいるウウウウウウウウウ!!!」
窓から放り投げてやった。我ながら酷いことをやってしまった。だが反省はしていない。変なやつが部屋にいるのが悪い。
あの大きさで人間?手のひらサイズのお人形みたいなのが喋って…
ラジコンだな。私は強引にそう決めつけ、ベットに潜った。もうあの訳の分からないやつはいない。寝よう。目を瞑った時だった。
「もー!!おーじょーうー!窓から放り投げるなんてひっどいよー?頭大丈夫なのー?」
と窓からとよじ登ってきたラジコンがいるが、気にしないでおこう。あれはラジコンだし、もっとも、窓は閉まっていて、鍵もしている。開けれるはずな…
「もー、窓あかなーい!まあいいや、」
あ、普通に窓とか通り向ける感じのラジコンなんですね。
「あんた、なんなの?」
女子として、もっと「きゃー!」とか言うべきなのだろうが、私は言わない系女子だから、いたって平凡に聞く。近所の人と話すレベルで聞く。
「やっと聞いてくれたね!」
よっぽど聞いて欲しかったのだろう、目を輝かせる。
「僕か神様!お嬢をお守りするよ!」
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