第11章 誕生日
のケーキはうまかった。
プレートに書いた名前はちと下手だったがの。
「チョコペンがうまく出なかったんだよ〜!」
っては言っとったけどな。
でもそれがまたよかった。
「じゃあ最後に私からプレゼント〜!はいっ!」
仁王「おう、開けていいか?」
「いいよ!」
仁王「……なんじゃこれ、シャボン玉?」
「雅治よく遊んでるでしょ?」
て…誕生日プレゼントにシャボン玉はなかろ。
「なーんてね!その下にまだあるから見てみてよ」
仁王「ん?……おっ、これは…」
「男用のネックレスと、お揃いの髪ゴムだよ!…どうかな?似合うと思って選んだんだけど…」
こんな高そうなモンよう買って…
いや…嬉しいの。きっとかなり悩んだんじゃろうな