第4章 同居…
和の不器用な舌先が、首筋を辿り、下へ下へと降りて行く。
そして胸の先に到達すると、今度はそこを執拗なまでに攻め立てられて…
「ん…、あっ…、和っ…」
和の髪に指を絡めては、もっと…、とせがむように掻き抱いた。
和もそれに応えるように、俺の弱い部分を刺激し続けた。
知ってるから、和は…
俺がどうされれば感じるのか…
しってるから…
「ああ、和…、気持ちィ…」
自然と下半身に熱が降りて行くのを誤魔化しきれない俺は、勃ち上がり始めた中心を、和の太腿に擦り付けるように腰を揺らした。
「コッチも触って欲しいの?」
俺が頷くと、和の唇と指が胸から離れ、更に下へと降りて行って、下着の中に手が差し込まれた。
薄く生えた毛を指の先で絡めるように弄られ…
焦れた俺は布越しに和の手を掴むと、一番触れて欲しい場所へと導いた。
「スゲェ…、ギンギンじゃん…」
和の声が弾む。
そりゃそうでしょ…
和に触れられて、平気な筈がないじゃん…
「ココ、どうして欲しい? 言って?」
分かってるくせに…
意地悪…
「…擦って…?」
見上げる和を見下ろし、甘えた口調で言うと、和が少し充血した目を細めた。