• テキストサイズ

愛される少女【HP】

第8章 授業と図書館


どうしてあんなことを言われたのか不思議に思ったが、考えてもわからなかったため考えることは諦めた。夕食の前に図書館に行こうと決め向かったが、図書館の場所がわからずに迷っていると、後ろから声をかけられた。

「....ユウミ?」

その声に振り向くと、以前本を取るのを手伝ってもらったセドリックがいた。

『セドリック!あのときぶりね、会えて嬉しいわ』

「僕も嬉しいよ。体調はどう?この前倒れてたけど、大丈夫?」

『もう大丈夫よ。心配してくれてありがとう、セドリック』

久しぶりに会ったので会話が弾み、そこからも少し話していた。

『あ!ごめんなさいセドリック。私図書館に行くところだったの。だからまたお話しましょう?』

話しが続いていたが、自分がどこに行こうとしたのか思い出し行こうとしたが引き止められた。

「僕も着いていこうか?ユウミ、場所わかる?」

心配そうに問いかけられたので、わかると言いたかったが先程まで迷っていたことを思い出しお願いすることにした。

『教えてくれると助かるわ。まだ把握出来てないのよ』

困ったように言うと、快く頷いてくれたので2人で話しながら向かった。少しすると図書館に着き、セドリックとはそこで別れた。適当な席に荷物を置き、授業の復習と予習をしようと参考になる本を探す為、棚を探していると誰かとぶつかってしまった。

『ごめんなさい。前見てなかったわ』

そう言ってぶつかってしまった子を見るとそこにいたのはハーマイオニーだった。向こうも心当たりがあったらしく声が漏れていた。

『あの、同じグリフィンドールの子よね?変身術で針に変えられていた?』

わかっていたが、そう聞くとこくっと頷いてくれた。

『もしよかったら一緒に勉強しない?もちろん邪魔じゃなかったらなのだけど、どうかしら?』

思いきって聞くと、ぎこちないが笑っていいわと言ってくれたので本を探してからハーマイオニーと席についた。

『あ、ごめんなさい。自己紹介もしてなかったわ。私はユウミ・マーレイ、同じグリフィンドールよ。ユウミって呼んでね、よろしく』

「私は、ハーマイオニー・グレンジャー。ハーマイオニーって呼んでちょうだい。こちらこそよろしくね」

にっこりと自己紹介をして手を差し出すと、笑って手を握りながら自己紹介してくれた。

/ 559ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp