第4章 自撮り/三好一成/甘
『カズくん、お願いがあるんです!』
一成「お願い?何なに〜?」
『自撮りの仕方を教えてほしいんです!』
一成「自撮り?」
『はい!』
一成「いきなりどしたの〜?」
『学校で…みんな可愛い自撮りを撮ってて…私も可愛くなりたいんです!』
一成「ちゃんは元がいいからヨユーでしょ!」
『いや、そんなことは…』
一成「よーし!じゃあ自撮りのコツ、教えちゃうよん♪」
『ありがとうございます!』
一成「自分の顔より高い位置で撮ると小顔に見えるよん♪あ、あと、このアプリ使うとめっちゃ盛れるよ〜」
『これですか…?わぁ!ネコさんの耳とおヒゲが…!』
一成「お!それ可愛いじゃん!ちゃんにぴったり!」
『えっと…顔より高い位置で…っと…』
一成「やばたん!めっちゃ美人じゃん!」
『そ、そうでしょうか…』
一成「もうちょい光の方にやると美肌になるよん!」
『わぁぁ…!し、白い…!』
一成「モデルなれるレベルじゃーん!」
『全然違う人みたい…』
一成「めちゃかわ!!その写真、送って!」
『えぇ!恥ずかしいです…』
一成「いいからいいから!あ、そだ!今度はツーショしよ!」
『ツーショ…?』
一成「もっとこっち寄って!いえーい!」
『(ち、近い……//)』
一成「ちゃん、何か香水使ってる?」
『いえ…香水は持ってないですよ…?』
一成「じゃあシャンプーかな?すっげーいい匂い…♪」
『は、恥ずかしいですよ……っ…//』
振り向くとそこには一成の顔が
『あ……///』
一成「ちゃ……」
は思いっきり顔をそむけた
一成「」
『…///!!!』
耳元で一成の声がする
一成「その反応ダメ……」
『え……?』
一成の腕がを包み込んだ
一成「そんな反応されたら…期待しちゃうよ…?」
『……っ///!?』
自撮り
(期待…してもいいですよ……//?)
(そんな可愛い顔でそんなこと言っちゃうと…今日寝かせられないよ…?)