第3章 お花の冠/斑鳩三角/甘
『人懐っこくて可愛いなぁ…』
は庭にやってきた猫の頭を撫でていた
三角「あ!ネコさん!」
『三角さん…!』
三角「もこのネコさんとお友達〜?」
『まだ仲良くなったばっかりなんです』
三角「そうなんだー!」
『あっ…』
猫はの手を離れ、こちらをチラっと見て草むらに消えた
三角「ついてきてーだって!」
『え、あのネコさんが?』
三角「うん!行こう!」
三角はの手を掴んで走り出した
『わっ!』
三角「こっちこっちー!」
猫の後をついていく2人
草むら、屋根の上、路地裏…様々なところを通る
『すごい道…』
三角「楽しいね〜!」
そしてとある路地を抜けるとそこには花畑が広がっていた
『わぁ…!!綺麗…!!』
三角「お花たくさん!」
三角は走りだした
『こんなところがあったなんて…知らなかった…』
三角「〜!いい匂いがするよ〜!」
『そうですね!あ、三角さん、この葉っぱ三角形ですよ!』
三角「ホントだ〜!さんかく〜さんかく〜!」
『あ、そうだ…!』
三角「〜?」
は花を摘んで何かを作り出した
三角「??」
『できました!お花の冠です!』
は三角の頭に冠を乗せた
三角「わぁ〜!すごい!」
『よく似あってますよ!』
三角「うーん……」
『どうしました?』
三角は冠をの頭に乗せた
三角「の方が似合うよ〜!お姫様みたい!」
『え、お、お姫様…!?』
三角「うん!お姫様!」
『そんな…!お姫様なんてキャラでは…!』
三角「はお姫様だよ〜?俺の大切なお姫様」
三角はの頭を撫でた
『えへへ…ありがとうございます…//』
三角「えいっ!」
三角はをお姫様抱っこした
『三角さ…//!?』
三角「あっちにも行ってみよ〜!掴まっててね〜!」
『は、早いぃぃっ!』
お花の冠
(あれ、さっき《俺の大切な》って言った…//!?)
(といると楽しいなぁ〜♪)