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【A3!】短編集

第2章 心拍数/伏見臣/甘




臣とは2階の掃除をしていた

臣「せっかくの休みなのに悪いな」

『いえ!足を引っ張らないように気をつけます!』

臣「そんなことないよ。2人でやれば早く終わるし!終わったらお茶にしよう。今日はマカロンを焼いてあるんだ」

『私、臣さんの作ったマカロン大好きです!』

臣「ははっ、ありがとうな。じゃあさっさと終わらせるか!」

『はい!』


手分けして部屋の片付けを始めた


臣「すごいホコリだな…マスク取ってくるか?」

『大丈夫ですよ!窓開ければ少しはマシになりますし』

臣「そうか?気をつけろよ?」

『はいっ』


はダンボールの中身を整理していく

『臣さん、これここでいいですか?』

臣「あぁ、そうだな」

『えっと、これはここで…』

臣「これ…昔のアルバムか?」

『昔の…?』


臣が持っていたのは一冊のアルバム

中にはいろんな写真が貼ってあった

『あ、これ…MANKAIカンパニーの劇場の前ですね』

臣「昔はこんな感じだったんだなぁ」

『みんなでこんなふうに写真とりましょう!今度!』

臣「お!そうだな、みんな誘ってやろうか」

『はい!そしたらこんなふうに…アルバムみたいにして歴史に残しましょう!』

臣「あぁ…そうだな…!」

『あっ!』

臣「?」

『臣さんのマカロンが待ってるんだった!』

臣「ははっ、そうだったな!」

『急いでやりましょう!』


掃除から3時間ほどたった


臣「だいぶ片付いたな。もう終わるか」

『はい、そうですね』

はいきなり立ち上がったせいで立ちくらみを起こして背中にあった棚にぶつかった

臣「!!」

『えっ…?』

臣に腕を掴まれ引き寄せられた



ドサドサドサッ



臣「危なかったな…大丈夫か?」

棚の上にあった物が落ちてきた

『は、はい…。すみません、ありがとうございま…』

臣「…悪い…‥もう少し…このまま…」

『えっ…』

臣に抱きしめられたまま動けない

『(このままじゃ……心臓の音聞こえちゃう…!)』

臣「の心臓の音…聞こえる…」

『…っ//』

臣「ドキドキ…してくれてるんだな」

『そりゃあ…します…//』





心拍数
(臣さんもドキドキしてる…)
(この気持ちを言えたら…)

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