第6章 秘めてた思い/茅ヶ崎至/甘
至「あ、クソ。アイテム回収できなかった」
『そのキャラ攻撃自由なんでまだ届きますよ』
至「マジか。さすが」
『実証済みです』
至「え、ガチャ回したの」
『はい。最初に来ました』
至「ずりぃ。あとで俺のガチャ回しといて」
『わかりました』
は夜通しゲームするために至の部屋に来ていた
『至さん、ここのイベントの敵、難しいので手伝ってください』
至「ここのミッション終わったらね」
『早くしてくださいよぉ〜…』
至「はい、終わり。仕方ねぇなぁ」
『あ、そういえば万里くん、またランキング上位でしたね』
至「マジか。げ、ていうかも上位じゃん」
『私はお昼時間とかにコツコツやってたのでそれなりに…』
至「万里もそのタイプか…ずりぃ…」
『至さんは無理そうですよね。とてつもないゲーマーなんて知られてないわけですし』
至「それな」
『あ、ちょ、よそ見しないでください!攻撃されてます!』
至「あ、やば、死にそう」
『回復回復…』
至「さんきゅー」
『…………』
至「?」
『至さんって今好きな人いるんですか?』
至「……は?」
『あ、いえ、ちょっと気になっただけなので気にしないでください』
至「……いるって言ったらどうする?」
『…もちろん応援しますよ』
至「あ、やば、死にそう」
『またですか。回復しますね』
至「さんきゅ……っと、よし、勝った」
『ありがとうございます、やっと勝てたー……』
至「次、俺のミッション手伝ってー」
『…………』
至「…?」
の頭が至の肩に乗った
至「ありゃ、寝てる」
『スー……スー…』
至「ったく…」
至はの頭を支えながらソファに倒れた
至「男の前で無防備過ぎ…どうなっても知らないよ…?」
の髪を撫でて額に唇を落とした
至「俺の好きなやつ…だって言ったらどんな反応するかな…」
秘めてた思い
(ん…)
(…可愛すぎか。写真撮ろ)