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【A3!】短編集

第5章 半分こ/御影密/甘




『えへへ……超美味しいって噂のマシュマロ買えた…♪密さん喜んでくれるかなぁ…』


はわくわくしながら寮に帰った

『あれ…リビングにも部屋にもいない……あ、もしかして』

は庭へ向かった

『やっぱり!』

密は庭の木の陰で眠っていた

『密さーん、起きてくださいよぉ』

は密の頬を突いた

密「………?」

『あ、起きた。見てください、これ密さんのために……きゃっ!』

密に腕を掴まれて引き寄せられた

密「ぐー…すぴー…」

密はを抱き枕にして眠ってしまった

『(密さんの体温…あったかい……ドキドキするけど…安心する…)』

密の体温に安心すると眠気が襲い、そのまままぶたを閉じた



『ん……』

密「…起きた」

『密さん…?』

密「…抱き心地いいから…ぎゅうってしちゃった…ごめんね…?」

『いえ…私も寝ちゃいました…えへへ…』

密「…!………もう一回…ぎゅうってしていい…?」

『え…?』

密はを抱きしめた

『密さん…//?』

密「…いい匂いする…」

『あ、それは…たぶんこれですよ!』

は密から離れて買ってきたマシュマロを見せた


『超美味しいって有名なマシュマロなんです!密さん喜ぶかなって…』

密「オレのために…?」

『はい!それにカラフルで可愛くて…!』

密「…大好き…」

『だっ……///!?』

密「いただきます…」

密は袋を受け取ってマシュマロを食べだした

『どうですか…?』

密「すごく…美味しい…」

『よかったぁ…!』

密「ありがとう…」

『(喜んでくれてよかった…!並んだかいがあったよぉ…!)』

密「、一緒に食べよ…」

『いいんですか?』

密「うん」

『じゃあ、いただきます!』

2人でマシュマロを食べすすめた

密「(あと1個……)」

『あとは密さん食べてください!そのために買ってきたので!』

密「………」

密はの腕を引き寄せて口にマシュマロを入れた

そして反対側を密が食べた

密「…半分こ」

『……っ///!!』




半分こ
(キ、キスするくらい近かった…//!)
(マシュマロ美味しい…)


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