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秘密

第7章 難しい恋


亮side

息苦しくて

めまいがする…


俺はもう何日…いや…何ヵ月…

こうして監獄みたいな場所に

閉じ込められてるんやろ…?



俺のとなりで眠る

ゆりの規則正しい息づかいを

聞きながら


今すぐここから

逃げ出したい…


そんなことばかり

考えてしまう



今みちは何を考えて

誰を想ってるんやろうか…?



みちを見つめるすばるくんの目

すばるくんを見つめるみちの目



その両方を思い出し

体がガタガタと小さく震えだす…



みちに会いたい…



そんな想いが頭を支配して



そっとゆりが眠るベッドから

抜け出し



みちのところへ向かい

走り出す…



この先何があろうと

もうどうだってええ…


何があろうと

俺がみちを守ればええんやから…




誰にもみちを渡さへん…。
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