TM NETWORK・Dragon the Festival
第6章 龍の山
ハヤト達は龍の山を歩き始めた。
しばらくすると「立ち入り禁止」の看板が立っていた。
「この先は禁域だな・・・」
禁域の向こうでは数匹の龍が大空を飛翔している。
「すごーい! 僕、龍って初めて見たー」
アキは手をかざして空を見上げていた。
「そこで何をしている!」
声のした方向を見ると、天空を飛翔していた龍が集まり、一匹の巨大な龍になった。
その背中には紫色の瞳の男が乗っていた。
「あれが龍王のキリエだ」
リョウが説明した。
「貴様ら・・・ここが龍の聖域と知っての侵入か」
龍は炎を吹いた。
「シールド!」
ユーリが呪文を唱え、全員をシールドで包んだ。
「龍王! 待ってくれ! 話を聞いてくれ!」
アルフレッドが叫ぶ。
「貴様らと話すことなど何もない!」
龍は再び炎を吹いた。
「おい、話が通じる相手じゃないぞ」
「シールドもそんなにもたないよ。どうする?」