第2章 きっかけ。
私はあれから毎日小島さんとメールをしている。
私は遼平の忠告も聞かず、
早速、小島さんと二人っきりで遊ぶ約束をした。
「結衣!おはよぉー」
由香里はいつものように私の隣に座った。
「あ、おはよぉー」
「てかさ!まじ大ニュース聞いてよ!」
由香里はすっごくわくわくしているように言った。
「えー!何ー?」
「なんか、あの合コン以来茜っちと健吾さんが良い感じになってるらしいよぉ!」
由香里はなんだか嬉しそうだった。
「え!?そうなんだぁ!誰情報ー?」
「なんか、吉原さんが言ってた!まじ、羨ましいんやけどぉ!」
「そういう由香里はどうなの?誰か良い人は?」
私がそう聞くと由香里は少し頬を赤らめた。
「え!?あ、あたしは別にぃー!」
勝手な予想だけど、合コンの時もずっと吉原さんと話してたし、由香里は吉原さん狙いかなぁ。
「そういう結衣はどうなの?」
「え?私?…実は…」
私は由香里に小島さんと毎日メールしている事と
二人で遊ぶ約束をしたことを話した。