第6章 最終章。
そこから、もの事はどんどん進んだ。
由香里は慶介さんのことが好きだった。
それ故に、ショックで頭がおかしくなり、
精神科へ入院することになった。
吉原さんはあっくんを殴ったことで
傷害罪で逮捕された。
慶介は私への面会謝絶をした。
あっくんはすぐに元気になったが、
少しだけ、私と距離をおくようになった。
そして、美空さんと別れてしまったそうだ。
そして、私の携帯には
未だにあのメールが届く。
まるで、この短い間に何があったか
全く知らないように。
私は、美空さんに言われた指示を守り、
また逆から連絡先を教えて行った。
最後の最後に一人まで絞った。
そして
信じられないぐらい
絶望した。
最後に残ったのは…
遼平だった。