第1章 新生活。
メンバーは
由香里と私と同じサークルの島田茜(シマダ アカネ)だった。
茜は非常にサバサバしていて
姉御肌!というような頼れる女の子。
私はいつも茜に甘えていた。
相手のメンバーは由香里のバイト先の人達だった。
みんなとてもお洒落でかっこいい人達ばかりだった。
「じゃ!恒例の自己紹介いきましょーか!」
「恒例ってなんやねん!毎年やってるんかい!」
男性陣たちは非常にノリが良さそうだった。
「じゃ!俺からいきまーす!」
金髪のくしゃっとした可愛い笑顔が印象的な男の人が手を上げ立ち上がった。
「えー、G大学の経済学科2年の吉原秀平(ヨシハラ シュウヘイ)です!よろしくねぇ!」
私達は小さく拍手をした。
「んじゃ、次は俺な。」
吉原さんの隣のふわっとした茶髪のお洒落な髪の男の人が言った。
「同じくG大学の経済学科2年の小島慶介(コジマ ケイスケ)です。よろしくね。」
小島さんは優しい笑顔を振りまいた。
「あ、俺はー、フリーターの高梨健吾(タカナシ ケンゴ)っす!よろしくねぇー」
小島さんの隣の色の白くものすごく細い男の人はヘラっと笑いながら言った。
「ちょ!健吾適当すぎるやろー!」
吉原さんは笑いながら高梨さんの方を見た。
「健吾だからいいんじゃね?じゃぁ、女の子達よろしくー!」
そう言って小島さんはこちらを見た。