第2章 スポーツ男子とワタシ
学校から
自宅までの歩き慣れた道。
あれ?
こんなに近かったっけ?
なんて思う位、
あっという間に着いてしまって
その間、
お互い一言も発してない……と思う。
胸をグッとしてたから
下着がギュッとなって
何だか先端を弄られてるみたいで
お腹の奥が
ゾクゾクしてた。
私、 変態なのかなって……。
胸が揺れる度に
漏れそうになる声を我慢して
鉄朗の腕に
必死に掴まってた。
私の暮らすアパートの前で
お互い立ち止まる。
「あり、がと……」
ヤバッ、
今、声裏返って無かった?