第1章 クロ猫彼氏とワタシ
ゆっくりと動き始める鉄朗。
接合部からは
ヌチャヌチャと
厭らしい音がしている。
それもまた
私の耳を冒していくわけで……。
私の思考は
どんどん快楽を求めていく。
「てつろっ、んっ、キス……して……」
「お前、スイッチ入んの、早すぎ……」
鉄朗はククッと笑いながらも
私の要求に応えてくれる。
最初は触れ合うだけのキス。
物足りない私から
舌を絡めていく。
お互いの舌が絡み合い
舌を伝って唾液が交じりあう。
吸ったり、舐めたり、絡み合う。
その間も、
下半身の律動は止まることなく続いている。