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【ハイキュー 裏夢】クロ猫彼氏と月の王子様
第13章 未練タラタラなオレ
中に入ると
広い部屋にポツンと一つ
布団が敷かれている。
そこにはヒカリが
魘されながら眠っている。
「おい、ヒカリ……?」
揺すっても、声を掛けても
なかなか目覚めない。
どうしたものかと
考えあぐねていると
ヒカリが寝言を囁いた。
「いや、ダメ……蛍ちゃん、やめて……」
「鉄朗……ごめん……」
誰だよ蛍ちゃんて。
なんで謝るんだよ……。
聞いてはいけない気がした。
俺はその場から逃げ出そうとした。
しかし、右手をヒカリに掴まれ
逃げられなかった。
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