第5章 ごみ捨て場の戦いとワタシ
「ヒカリ!!!」
入口まで行くと
背後から鉄朗が走ってやってきた。
「鉄朗! お疲れ様!! 凄かったね!!」
「おう! サンキュー♪ わざわざお休みなのに観にきて頂いてありがとうございます!」
鉄朗が父と母に深々と頭を下げた。
「あらあら、さすが部長さん♪ 礼儀正しいのね♪」
「これならヒカリを任せても心配いらないな!」
「ちょつ! 2人共!!」
お嫁にやっても安心だ!
バリの勢いで話す2人に
私は慌てた。
「あら? 私はてっきりそのつもりだと思ってたけど……結婚する気ないの?」
「なんだ!? 遊びで付き合ってるなら話は別だぞ!??」
「もお!!!」
「いや、俺はそのつもりですが……その際は、改めてご挨拶させていただきます」
「!!!!???!?!!」