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2人の距離〜2nd〜

第6章 6




「あ、あんまり長居しちゃご迷惑ですね!そろそろ行こっか」
悠くんに向けてそう言って出て行くのを後ろからついて行く







「(ガチャ)…ひゃっ!!びっくり。和さんどうしました?」
扉を閉めた時に真後ろに俺がいたのが相当びっくりしたのか


そんな態度が普段過ぎて


「クフフっ。全く貴女は」
頭をぽんぽんと撫でる


「ちょっとタバコ吸いに行くだけよ。あ、悠くん吸う?」

「是非!」

誘われたのが嬉しかったのかそう言う悠くんに、フフッ。と笑い喫煙所につれて行く



「中入る?臭いけど」
喫煙室に入るか由梨に聞くと、ここで待ってます。と目の前にあるドリンクコーナーで飲みながら待つと言う由梨





中に入りタバコを吸う


ここの喫煙所は防犯の為か全てガラス張りで由梨の姿がよく見えた


「失礼します」
悠くんも俺に挨拶?みたいなものをしてタバコを吸い出す




「どう?由梨の指導は」

一連の話は聞いていたからそう問うと


「はい。めちゃくちゃ勉強になってます。指示も分かりやすくてちゃんとダメな事も指摘してくれるんで」

「それはよかった」


ふとまた由梨を見ると



何やら自販機で苦戦しているらしい



「クフフっ。何してんのあの人」
思わず観察してしまうのは

この性分だからしょうがない



「俺、ちょっと助けて来ます」

「あ、いや。待って」
悠くんを引き止めたのは


「救世主ちゃんと居るから」



ぞろぞろと現れたのはFlowerたちで




「あー。秋さん」

「あれ、仲良し?」
悠くんが愛称で呼ぶのでそう聞くと


「この前由梨さんと飯行った時に」

「あー。それでか」


視線は由梨の方にしてそう答えた


だってあの2人おかしい


無事に解決したらしくて何故かハイタッチしてる


そんな時

秋ちゃん以外の残りのチームFlowerさん達が喫煙所に入って来て



「二宮くん、お疲れ様です」

「はい。お疲れ様」



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