第18章 18
「まぁ、年末過ぎたらちょっとだけ休みもらえるんでしょ?たまにはどっか遠く行って引きこもったりする?」
アクティブを好き好まない俺たちは旅行という旅行は全くなくて
そんな提案をまた、うーん。と考え出す由梨
「……いいかもですね。室内でゴロゴロできる様なところ、っていつもと一緒ですね」
クスクス笑う由梨につられてニヤッと笑いながらぎゅっと抱きしめた
「どこ行ったって多分一緒よ?由梨と俺なら。多分一歩も外出ない」
「フフッ。そういう贅沢も楽しいですね」
こんなんが贅沢という由梨が可笑しくて、ンフフ。と笑う
「なんか考えてみますね?和さんがゆっくり羽伸ばせるプランがいいですね」
「もう充分羽伸ばしてるんだけどね」
由梨と再会してからは特に
一人暮らししていた由梨の家に入り浸ってた時からずっと羽を伸ばし続けてる気がする
後日嵐楽屋で皆んなに何処か良いとこがないか聞いてみたら案外びっくりしていて
「へー、珍しい。ニノが旅行なんて」
相葉くんは何を想像したのかニヤニヤしてて
「ちなみに、どの辺がいいとか場所決まってんの?」
真剣に取り合ってくれる潤くん。ありがとう。
「やりたいことを決めたら自ずと場所決まるんじゃね?」
翔くんの言葉に、やりたい事か。とちょっと考える