第16章 16
そこそこ飲んで明日もあるからと悠と別れる
秋ちゃんは当たり前かの様に家に来てシャワーを浴びてリビングに行くとゲームの用意をしていた
「久々に二宮家!」
「あれ、来てなかったの?」
合鍵を渡してるからてっきりこの家に居るのかと思っていた
「2人とも殆ど居ないし、居ても寝に帰ってるだけかなって。放浪犬してました」
缶チューハイ片手にそんな事を言う秋ちゃん
「あー。フリー秋岡ね」
「まぁ、それは否定出来ないっす」
「またゆりが心配するよ」
「わかってます。だから最近は自らいかないんで」
あら
少しは落ち着いたのかな
「ほどほどにね」
「由梨と同じこと言ってる」
似た者夫婦ですよね。と笑いながら言う秋ちゃん
「そうかな」
「そうですよ。肝心な事は笑って言わないし。…知ってました?寂しいって早い段階で言ってましたよ」
どうせ和さんには言ってないんだろうなと。と秋ちゃんに言われて、ンフフ。と返す
「そうね。知ってはいたよ?…まぁ、言わないけど。電話してきたのは成長かな?」
すこしびっくりした顔で動かしてた指が止まりゲームを中断する秋ちゃん
「……え?由梨電話したんすか?」
「そんな驚かなくても」
「…いや、……あぁ。そうか。それは良かった!!安心しました」
心底嬉しそうな顔でゲームを再開するから一緒になって夜更かしコース
fin