第9章 日曜日の急接近。
今日は日曜日。
時刻は9時55分。
場所は○○遊園地。
…。5分前に来た私だけど、そこにはすでに及川さんが来ていた。
あぁ、目の保養。
そんなイケメンと今からデートなわけで、ドキドキは止まらない。
「夏蓮ちゃん、おはよ!じゃぁ、行こうか。」
私の手をそっととるところもスマート!!
っていうか、イケメンと手を繋いでいるなんて…。きっと一生の思い出。
入場料などもすべて及川さんが払ってくれた。
財布を出そうとするも、制止されて、さっと出してくれる。
こんなの、理想の彼氏だよね…。
なのに、ドキドキするけど、ときめきもするけど、なんだかこう、恋、とはまた違った感じな気がする。
ジェットコースターとか、お化け屋敷とか、私は苦手だったけど、誰かと一緒に入るって言うのは、ちょっと楽しいのかもしれない。
まぁ、地元の遊園地だし、子供向けって言うのもあるからかもしれないけど…。
時間はあっという間に過ぎた。