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ほたる。

第8章 その日の夜。



次は蛍。
なんだろう。
なんだか、緊張してしまう。

…意を決して電話をかける。

及川さんとは違って、機械的な音が長く鳴り響いていて、緊張が高まる。

蛍「はい。」

「あのっ、夏蓮です。」

蛍「…今から僕お風呂なんだけど。」

「えっ!?あ、ごめん!」

蛍「一緒に、入る?」

「!?」

今、なんて!?
一緒に!?
なななっ、なんてことを!
蛍、と…!なんて!あり得ないっ

蛍「まぁ、嘘だけど。もうお風呂は入ったし。」

「………もうっ!!!!」

くっ…そうだった…
蛍は、こういう人だった!
一瞬でも想像しちゃった私がバカみたい!

蛍「僕も男なんだし、そういうことだって言ったりもするよ。」

「興味ないくせに。」

蛍「どうだろうネー。」

ごまかした感じがむかつくー。
けど、なんか悪い気はしなくて、
こんな他愛もない会話が………

!?

1時間も続いていたらしい。

おやすみ、を聞いて電話を切ると、
そのまま眠気が襲ってきて目を閉じた。
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