第6章 みんな、チーム。
夏蓮side
びっくりした…
そして、ちょっと恥ずかしかった…
急に、ちょっと情けない顔と声で日向くんが言った言葉。
日「楠さん、可愛い。」
「…へ!?」
いくら今情けなくても、男の子に可愛いなんて言われて照れない私じゃない。
つい間抜けな声が出たけど、
すぐにありがとうと言いたかったと訂正され、落ち着こうとする私。
にしても、なんで可愛いとありがとうを言い違えたのか…
それはちょっと謎です。
菅「楠は、俺も可愛いと思うよ!」
「えっ、と…ありがとうございますっ」
後ろからぽんっと頭に手をのせられて、目線だけ上を向かせると
まっすぐ私を見て頬笑む菅原先輩。
ありがとうと言う言葉と同時に赤くなっていく顔。
なんだろう。
この数十分ですごいドキドキしてる。
いろいろな男の子にドキドキして、私可笑しくなっちゃったかな…?