第5章 火曜日、放課後
日向くんの嘔吐騒動も一段落したところ。
私立、青葉城西高校についた。
時は戻り、前の土曜日。
あの試合の後に、私たち一年生にバレー部のジャージが配られた。
真新しいジャージにみんなで袖を通して、
日向くんと影山くんが練習を始めようとしたまさにその時。
?「組めた!!組めたよーっ」
バレー部の顧問である武田一鉄先生が慌ただしく入ってきた。
武「練習試合っ!!!相手は県のベスト4!!青葉城西高校!!」
菅「青城!?」
蛍「ゲッ」
山「どうやって組んだんだろ…」
先生の言葉に驚く面々。
だけど、スポーツがド素人の私には、ベスト4がどんなものなのか、いまいちピンとこなかった。
「青城って強いの?」
澤「県ベスト4。県で強い4つのチームのうちの1だよ。」
「へぇ………」
雰囲気や、部長の説明でなんとなく強いって事だけはわかったけど、
やっぱりわからない。
当日が、楽しみかな!
それとは反対に、はじめての練習試合に緊張し、当日のバスの中で日向くんの嘔吐騒動に繋がった感じです。