第4章 翌、土曜日。
あれから、月島くんとは一言も交わしていない。
目すら合わせていなかった。
仲良くなって間もないけど、それでも喧嘩は心にぽっかり穴が開く。
澤「よーし、じゃあ始めるぞ!」
潔「夏蓮ちゃん、私スコアもとらなくちゃいけないから、ドリンクとタオルをお願いしてもいい?」
「はい!」
潔「スコアのとり方はまた今度教えてあげる。」
「はい、ありがとうございます。」
部長の開始の合図と共に、潔子先輩からお願いされて
すぐにとりかかった。
正直、今、月島くんのことを見ているのは辛いから、願ったりかなったりなのかも。
入部して数日はドリンクの作り方とタオルの準備を中心に教えてもらったから、少しずつなれてきた。
そうは言っても、まだまだ遅いけどね。