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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第2章 諜報機関へ


「こんなチビでガキな奴に
仕事なんてできんのかよ」


いかにも、俺様のあしを引っ張んじゃねぇ!
みたいな人だな…
頑張るって…


「そんな事を言っていますが、
オリヴァーより好成績だったり
するかもしれませんよ?」


いやあ… 本当に綺麗な髪だなフィルさん…
私も毎日ケアしてるけど、これは負ける…


「フィルはエリオットが来た時も
同じ事言ったよな
でも実際こんなドジだぜ…!」


「そんな事言わないでくださいよ〜!
ドジなのは昔からなんです…」


あわあわしているエリオットさん…
かわいい…


「とりあえず、世話係を決めたいんだが…」

ホールさんは凄く冷静だな…
流石リーダー…



「俺についてこれねーだろ 無理だ
フィルでいーだろ」

「私はそんな及びませんので、難しいですね
エリオットはどうです?
初めてでしょう?やってみては?」

「僕に回ってくるなんて思っていませんでした…
ドジばかりなんですよ本当に…!ダメです!」


入って早々全員に拒否された気分だ
自由すぎませんか


「こらこら…
とりあえず一通り教えるからティナおいで」


ホールさんが教えてくれるんだ良かった…




1時間くらいで全て終わってしまった
特にこれから世話係も要らない気がするな…


「ティナ… だよな?
なんかヤバイ薬でもやってんじゃねーの?」


「オリヴァー失礼ですよ
もしかしたら科学探究班の
最新androidかもしれませんよ?」


「フィル…!
それ生身の人間だったらかなり失礼ですよ〜
本当は100年くらい生きてて
魔法で若返ってるんだと思いますよ〜!」


「エリオットが一番ありえねぇな
魔法なんてある訳ねーだろ」


その前に言わせてください、
そこの3人、全員失礼ですよ

薬でもandroidでも魔法でもありません


「…ティナは素晴らしいね
909で優秀な成績だっただけあるね
世話係は必要ないみたいだ」


ホールさん…

こんな個性の塊のリーダーって
絶対大変ですよね
毎日お疲れ様です…


「ティナは新入りだけど全然問題ないから
早速だけど
ペアを組んで潜入して欲しいんだ
出来るかい?」


お仕事するの早いですね…
腕がなります…
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