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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第10章 異世界紳士と秘密情報


最初は何故ネシスが知っているのか
理解出来ませんでした

しかし、よく考えてみれば
いくら手を尽くしても真意が見えない情報
それができるのは限られた人間

…運悪くネシスはその人間の1部です


『いくら調べても
真意は出てこなかったと思いますよ
まぁ、ずっと最優秀者の私が操作しましたからね』


ネシスこそが
私をlexxに入れたくなかった人間でした


『何故、ずっと私に付きまとうのですか
邪魔です』


ネシスは基本、顔をみせない
見たことが無い
長い前髪が目の下まであり
表情が読み取れないのです

そして、ネシスは
淡いエメラルドの髪色で
腰辺りまでありましたから

外見から目立つような人でもありました


『私はフィルに力になって欲しいだけですよ
少々手荒にいきますが…
事情は後程でよろしいですね?
では… 連れて行きなさい』


そして、私は男達に囲まれて
何かの薬を飲まされて気を失いました

人気の無い夜
それに気がつく人はいなかったと思います









目を覚ましたら冷たい床の上にいました
そして自由の効かない手足


『フィル、おはようございます
ここはどこだかわかりますか?
ZI7という秘密組織です』


ここで、ネシスは卒業後に
ZI7に就いたのだと理解しました


『率直に言いますが
フィル、ZI7に入りなさい
そして私と共に情報処理員として働くのです』


秘密組織の存在を知り
ここで拘束されている以上
断ったら死ぬというのは目に見えていました


『…わかりました
ZI7の情報処理員として働きます』


そう言わざるを得ない状況でした


そして私はZI7に入らされました
今から12年前になりますね…
20年前から黒い噂のあるZI7でしたから
入ってみてそれを実感しました


そして、ネシスと共に情報を集めていたある日
ZI7は1つの国を滅ぼしました…


…そうです

ティナの元いた国…


〝ルミデウス国〟


ルミデウス国はとても高度な文明国で
ZI7のイビル総指揮官はそこに目をつけ
〝森羅万象の文明〟を発見しました

そして、世界を自分のものにするために
ルミデウス国を消滅しました


そして私は貴方の事を知りました


王位第一継承権 〝ティナ王女〟


ZI7でティナの事を知らない人間はいません
王女ですからね…
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